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風邪をひいたりインフルエンザに感染すると咳が出て困る事があるかもしれません。咳というのは呼吸器の感染症だけでなく、アレルギーや慢性の炎症が原因となって起こる症状で、長い間咳が続く場合には注意が必要です。

放置しておくとこんなことになる可能性があります

咳

咳というのは気道内の遺物や喀痰などを排除数仕組みで、正常な体の防御反応です。咳には専門的には湿性咳嗽という咳と乾性咳嗽という咳に分類されていて、それぞれに応じて原因となる疾患が異なっています。湿性咳嗽はいわゆる痰がからむ咳で、気管支の感染症や肺水腫、肺の上皮癌などの原因が知られています。乾性咳嗽の原因として有名なのはマイコプラズマ肺炎などの非定型肺炎や肺気腫や結核などの病気が挙げられます。どの病気も風邪だと思って長い間放置してしまうと非常に重症化してしまい治療期間が長引くだけでなく時に命に影響を与えることもあるので、注意をしなくてはなりません。

市販薬などの自己診断はこんな危険性があります

市販薬を使って咳を抑えるのは適切な判断と言うことはできません。市販の咳止め薬を使って症状を隠してしまうとついつい病院に行くのを遠ざけてしまい、病気を悪化させてしまうことがあります。咳の原因がマイコプラズマや結核などの感染症の場合には周囲に感染を広げる原因にもなりかねず、職場や学校で病気を流行させてしまうかもしれません。また、肺癌が原因となっている咳の場合にも同様で、長期間放置してしまうことで癌の病巣の悪化などのトラブルを引き起こす原因になってしまいます。

咳というのはありふれた症状ですが、決して看過してはならない症状です。独断で判断を下すのは非常に危険で、病気の悪化の原因になってしまいます。長引く咳でお困りの場合には必ず病院で相談するように心がけましょう。