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発熱

  • 発熱

「なんかだるいな?熱が出ていた!」という事はごくありふれた経験だと思います。発熱というのは体が発している緊急信号で、体の内部に異常が起こっている目印になります。発熱の原因は様々なものが知られていて、ただの熱が原因で思わぬトラブルに見舞われてしまう事があるので、注意が必要です。

放置しておくとこんなことになる可能性があります

発熱

発熱はありふれた症状で、誰でも子供の頃から経験する症状です。しかし、その原因には感染症・悪性腫瘍・膠原病・内分泌疾患・中枢神経の疾患など様々な病気が挙げられています。

風邪などの危険性の低い感染症であれば休息をとることで免疫機能による体調の回復を望むことができるのですが、肺炎や腎盂腎炎、髄膜炎などの厄介な感染症にかかってしまうと病院での治療が必要になります。

また、もし発熱の原因が白血病や悪性リンパ腫などの悪性腫瘍が原因となっている場合には自然治癒を望むことができません。必ず病院で検査・治療を受け、定期的な経過観察が必要になるのです。

市販薬などの自己診断はこんな危険性があります

発熱の原因は体内で起こる炎症や膿の内部の体温調節を行っている部分に起こった異常が原因です。炎症が起こるとプロスタグランジンという成分が体内で作られ、発熱・痛みなどの作用を及ぼします。市販薬の大半はこのプロスタグランジンの合成を抑えるお薬で、炎症を抑えると同時に発熱も抑制できるので非常に便利なお薬です。しかし、このような炎症を抑えてしまうと、体の内部の異常がわかりづらくなってしまい、体に問題が起こっても発見が難しくなってしまうことがあります。悪性腫瘍や膠原病は早期の治療で予後が大きく変わってくることがわかっています。発熱時には体の状態を見極め、医師の診察の元で適切な治療を受けることが必要なのです。