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生活習慣病
 

痛風

痛風とは、足の親指のつけ根などの関節に炎症を起こして、強い痛みを伴う病気です。血液中の尿酸値が高いと、関節に尿酸の結晶がたまり、突然強い炎症を起こします。発作的な痛みの症状がおこるため、痛風発作と呼ばれています。発作が続くと足首や膝の関節までも痛み始め、発作の間隔が次第に短くなり、関節を破壊していきます。30代、40代男性での発症が多く、女性は痛風全体の1~2%くらいの割合で、男性に圧倒的に多い病気です。

痛風の原因

痛風の原因は血液中の尿酸値が上がるために起こります。プリン体という食べ物に含まれている物質を多くとると、血液中の尿酸値が上がります。痛風発作の原因は、尿酸の結晶に対して、白血球が反応し炎症をおこすためです。

痛風の症状

血液中の尿酸値が高い状態が続いても、気がつかないうちに、尿酸の結晶が関節にたまり、特に症状はありません。発作前にチクチクする・熱っぽい・圧迫感などの前兆症状を自覚することもあります。
運動、ストレス、プリン体の多量摂取などをきっかけに、急に関節に強い痛みが起こり、関節が赤く腫れます。発作は、24時間以内に痛みのピークを迎えて、3~4日後には徐々に改善し、自然におさまります。放置すると発作を繰り返し、発作の間隔が次第に短くなります。痛風発作の起きやすい部位は、足の親指の関節や足首の関節ですが、それ以外の関節でも、炎症が起こることがあります。

痛風の検査

血液検査で血液中の尿酸値が7mg/dl以上かどうか調べます。痛風発作中の炎症が強い時には、尿酸値がやや下がる傾向がありますので、炎症がある程度治まってから検査をしないと、わからないこともあります。炎症の程度や、腎臓の障害の有無なども、血液検査で調べます。安定していたら、通常は3ヶ月に1度血液検査をします。高尿酸血症の原因が産生過剰か排泄低下を調べるため、尿中の尿酸排泄量を調べることもあります。

痛風の診断

痛風の診断は、痛風の発作中の関節の中に尿酸の結晶があることを証明することで確定しますが、痛風の症状は特徴的なので、通常は症状や経過で診断します。
ひとつの関節だけに症状がある。
関節が赤く腫れている。
症状が出てから1日以内にピ-クになる。
同じような症状が以前にもあったことがある。
片足の親指の付け根または足首の関節に炎症があり、赤く腫れていて激痛がある。
血液検査で尿酸値が高い。

痛風の治療法

痛風の治療法は薬物療法が中心になります。痛風は、状態により、前兆時、発作時、間欠期に分けられ、治療法が異なります。
1
前兆時:コルヒチン
痛風発作の直前にチクチクする・熱っぽい・圧迫感などの前兆がある場合、発作の予防目的でコルヒチンを1錠だけ飲むことがあります。痛みが起こってからでは効果がないので、前兆がはっきり自覚できた時だけ飲みます。最近では下痢などの副作用もあることから、あまり使われません。
2
発作時:消炎鎮痛剤
発作時は痛みをやわらげることために、消炎鎮痛剤の中でも非ステロイド性抗炎症薬が治療の中心になります。
痛みが強い時は、非ステロイド性抗炎症薬に加えて副腎皮質ステロイド薬を使うこともあります。なお、発作時に飲んで尿酸値が変動すると、関節の痛みが逆に悪化することがあるため、血液中の尿酸値を下げる薬は飲んではいけません。
3
間欠期:尿酸降下薬
痛みも炎症も治まった時期を間欠期と呼びます。尿酸産生阻害薬または尿酸排泄促進薬などの尿酸降下薬を使い、血液中の尿酸値をコントロールします。尿路結石の防止のため、尿をアルカリ化させるウラリットを飲むこともあります。

痛風の予後

通常は1週間前後で痛みは治まってきますが、しばらくすると症状が全くなくなります。半年から1年くらいたつと、同じような発作を繰り返すことがありますので、油断は禁物です。
痛風の薬を飲み始めても、食事療法、運動療法によって、薬を飲まなくても尿酸値が正常になり薬をやめることができることもあります。

日常生活の注意点

1
食事(プリン体)の制限
プリン体は様々な食事に含まれていますので、食事全体の量を減らすことが必要です。特に、いわし、えび、かつおぶし、白子、レバーなどにはプリン体が多く含まれていますので、たくさん食べ過ぎないことです。
2
アルコール制限
ビールや発泡酒には、非常に多くのプリン体が含まれています。日本酒やワインでは、プリン体の量は、ビールの十分の一ぐらいになり、更に、ウイスキーや焼酎などでは、非常にプリン体の量が少なくなります。
3
水分摂取
尿酸は、腎臓から尿の中に排泄されます。水分を十分にとり、尿の量を多くすれば、尿酸も尿中により多く排出されます。
4
軽い運動
ウォーキング(早足での散歩)、水泳などの有酸素運動は尿酸値を上げずに、無理なく続けることです。激しい運動や脱水を起こすような運動は、尿酸値を上げて、痛風発作を誘発することがあります。
炎症を起こしている時には、運動は控えておいたほうよいでしょう。

痛風の注意点

症状がなくなると、薬の内服を中断してしまう方や飲んだり飲まなかったりする方もいらっしゃいますが、尿酸値が高い状態が続いたり、尿酸値が上がったり下がったり変動すると、痛風発作が起こりやすくなります。定期的に検査をして、薬を内服して尿酸値をコントロールする必要があります。



 
 
医院名 新宿駅前クリニック
院長名 蓮池林太郎
診療科目 内科、皮膚科、泌尿器科
アレルギー科
ED/AGA専門外来
診療時間 午前 10時から2時
午後 3時30分から7時
診療受付 診療終了時間の15分前まで
住所
東京都新宿区西新宿1-11-11
河野ビル2F


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